歯を抜かない矯正治療と抜く矯正治療

昨日、熱をだした娘ですが薬を飲みご飯もたべていたので、少し安心していたのですが夜中に熱がぶり返しとても心配です。氷枕で寝かしてあげるとすやすや寝ていましたが、小さな手で私の指をぎゅっとつかんでいて、つらそうなのですがとてもかわいく思いました。本当に早く良くなってね!!

今回は歯を抜かない矯正治療と抜く矯正治療のお話をしたいと思います。

本格的な矯正治療では、永久歯を減らして治療をする場合があります。抜く歯は通常、前歯から数えて4番目の第一小臼歯という歯です。(治療上違う場合もあります)基本的には歯の本数を合わせるため(左右のずれなどを作らないため)上アゴ2本 下アゴ2本の計4本の歯を抜く場合があります。

では、歯は必ず抜かないと治療ができないのでしょうか?そんなことはありません。どんな患者さんでも歯を抜かずに治療することはできます。しかし、絶対に歯を抜かない治療しかしないというのも本来の矯正治療からは離れてきてしまうというのも事実です。

本来矯正治療というのは、歯のかみ合わせを改善することが目的ですが、それに伴った横顔の変化についてもきちんと考えてこそ治療としての意義があると思います。なぜならば、患者さんの中には横顔の改善が一番の目的であったり、口の閉じにくさを理由に矯正治療をしたいと考える患者さんもいらっしゃるからです。
現在の口元、横顔に特に問題がないと考えている方でも、歯のガタガタを治療するため歯を抜かない治療をして口元が約2mmほど今よりもでてしまうか、もしくは歯を抜く治療をして、現在の口元を維持または、少し口元を下げるのかの選択する必要があります。

その選択をするために、矯正専門医ではコンピューターを使って患者さんご自身の横顔をレントゲンと重ね、治療による横顔の変化を治療前に見ることができます。あくまでも予測でしかありませんが、場合によっては歯を抜くという大きな決断をしなければいけませんので、判断の材料としては非常に優れたものだと思います。

私の個人的な意見としては、なるべく歯を抜かない治療を心がけています。そのための早期治療も大切であると考えています。
しかし、患者さん一人一人の状況や希望に応じた治療が必要であるため、患者さんへの説明や診断が矯正治療では最も大切であると考えます。
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by yamaguchi-ortho | 2006-09-20 10:37
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