人気ブログランキング | 話題のタグを見る

歯を抜く矯正と抜かない矯正治療

以前にもこのブログでかいたのですが、もう一度書かせていただきます。

歯を抜く矯正治療と抜かない矯正治療の違い

1.どちらの治療が技術的に難しいか

矯正専門医(矯正治療の治療数が多いドクター)にとっては、抜歯をしない治療のほうが技術的には、難しいのではないでしょうか。抜歯をせずにいかに口元が出ないように治療するかを考えるからです。

矯正の経験が少ないもしくはないドクターにとっては、抜歯することは、非常に怖く、非抜歯で治すことの方が容易であると考えるようです。

結論は、専門医が3人いて3人とも「歯を抜かずに治しましょう」という状態であれば、非抜歯の方が容易ですが、1人でも「抜歯しましょう」というような場合、非抜歯の方が難しい治療である可能性があります。

2.治療する前に抜歯するかしないかの決断に必要なこと

抜歯をしたら、どうなるのか?抜歯をしなければどうなるのか?を理解することです。
最近相談メールで最も多いのが、「矯正治療をはじめて1年になります。歯を抜かずに治療をしたのですが、口元がでてきたため歯を抜こうかどうか迷っています。」というメールです。

抜くのが、悪 抜かないのが、善 ではないのです。

抜く場合、4本もしくは2本自分の歯を抜くことがデメリットしかしその結果、きれいな歯並びときれいな口元を手に入れることができるのです。

抜かない場合、歯を抜かないのがメリットしかし、口元が出てしまうという大きなデメリットがあるのです。これは、治療前の検査の段階で必ず予測できるものです。

歯を抜いて顔が貧相になってしまった。という話をする方がいます。
もちろん、抜歯をする必要がないのに(もともと口元が下がっている場合など)抜歯をすれば、口元が下がりすぎてその様な状態になってしまうこともあるでしょう。

また、お子さんの歯並びを気になさっているお母様方に聞いていただきたいのは、早期治療(6歳~10歳)をすることで抜歯をしないで、口元も出ずに治すことができる場合が多くあります。相談にだけでも、矯正専門医にいってみてはどうでしょう。無料で相談を行っているところが非常に多くなってきています。お子さんのためです、2、3箇所専門医をまわっていろいろな情報を集めてみるのもいいかもしれません。
by yamaguchi-ortho | 2007-01-16 11:42
<< 虫歯予防のためのチョコ 矯正装置と楽器 >>