金属アレルギーと矯正治療

金属アレルギーとは直接金属によってアレルギー反応が起きるのではなく、次のような作用によって症状が出ます。
 まず金属から溶け出た陽イオン(Mn+)が直接触れている部分や、あるいは唾液を介して経口的に血液中に溶け込み、体の他の部位へ運ばれます。 皮膚や粘膜のタンパク質と金属イオンが結合し、体が本来もっていないタイプのタンパク質に変化します。このタンパク質に対して免疫細胞が過剰に反応するとアレルギーが起こります。

矯正治療のブラケットに使用されている金属にはニッケルが多く使われています。
これは、ニッケルがやわらかい金属で装置の形を作るのに適しているからだと言われています。また、矯正治療で使用する形状記憶合金にもニッケルは含まれています。

金属アレルギーがある場合または、その既往がある場合(ネックレスやピアスでかぶれてしまったことがあるなど) 矯正治療をする前に詳しい検査を行い、アレルギーのある金属を特定する必要があります。

金属の特定ができれば、その金属の入っていない材料を使用することで、矯正治療を行うことは可能ですが、ニッケルなどはほとんどすべてに含まれているため、ニッケルを含まない特殊な材料 チタン・モリブデンといった金属で作られているものを使用することになります。
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by yamaguchi-ortho | 2007-10-31 11:01
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